LOLA B351(B2/50) MUGEN (2003~05)
ローラB351無限
カテゴリー:フォーミュラニッポン
レイナードの使用期限が切れた為03年からローラB351に変更になりました
このシャーシの最大の特徴は、アンダーステアが酷いという事です
レイナードと比べるとダウンフォースが少なくなり、全幅も200mm縮小、とにかく曲がらないシャーシだったそうです
限界点も低い為、タイムが均衡しそれが幸いして接戦になってしまったという皮肉な話
余談ですがこのB351というシャーシは国際F3000用のシャーシB2/50の流用でもありました
ローラB351:
全長:4511mm
全幅:1800mm
全高:
ホイールベース:3000mm
6速シーケンシャルギアボックス
エンジンは長きに渡りF3000~フォーミュラニッポンを支えてきた無限MF308
無限MF308:
V型8気筒90度 自然吸気
排気量:2997cc
ボア×ストローク:86.0×64.5mm
最大出力:over460PS以上/8500回転(リミッター9000回転で作動)
管理人メモ:このB351というシャーシのおかげで激しいバトルが展開されたのですがワンメイクシャーシの限界を見た3年間だった気がします
LOLA FN06(B06/51)(2006~08)
ローラFN06
カテゴリー:フォーミュラニッポン
06年から08年まで使用されたフォーミュラニッポン用シャーシFN06(正式名称はB06/51(ローラ社:公式サイトより))
モノコックはB351からの流用らしいがその他は一新され激しいバトルが展開された
B351の問題点であったアンダーステアを消す為にフロントタイヤをワイド化した為ハンドルが重たくなる欠点もIRLドライバーのトニー・カナーンが「世界一(ハンドルが)重たいフォーミュラ」と称したほど
08年にはこの点を改良してパドルシフトを搭載、さらにラップタイムが向上しました
シャーシはグランドエフェクト化(俗に言うウィングカー化)してダウンフォースはB351に比べると約10%増大、空力特性にも優れたシャーシでしたが個体差がある車体であったようです
そして大きな変更点は長きに渡って使われてきた無限MF308に換わりトヨタ・ホンダの2大メーカーが新たに新開発エンジンを搭載した事
これはアメリカのIRLシリーズで使われていたエンジンをガソリンを使用できるものに改造したものです
基本スペックはV8 3000㏄ 自然吸気
最高出力OVER550馬力、許容回転数は10300回転を誇りました
戦績はトヨタエンジンがホンダエンジンを圧倒しました
トヨタ:RV8J
ホンダ:HF386E
ローラ FN06:
全長:4667.5mm
全幅:1790mm
ホイルベース:3000mm
08年から6速パドルシフトに変更
重量:666㎏(ドライバー含む)
管理人メモ:長寿だった無限MF308とは違いRV8J、HF386Eとも僅か3シーズンの短命でした