鈴鹿ファン感謝デー2017
2度の世界王者ミカ・ハッキネン鈴鹿ファン感謝デー初登場
2017年3月4~5日に開催された鈴鹿サーキットの恒例行事、鈴鹿ファン感謝デー2017のリポートです
実は今回のファン感謝デーのゲストには当初2016年限りで引退を表明した、フェリペ・マッサが登場するとアナウンスがあったのですがご存知の通り16年王者のニコ・ロズベルグが引退した為にマッサは現役続行を決めファン感謝デーには参加できなくなりました
その為代わりのゲストは来るのか?と思っていた矢先入ってきたビックニュース98~99年F1世界王者のミカ・ハッキネンが鈴鹿ファン感謝デーにやってくる
どのルートからブッキング出来たかわかりませんけどなんという大物を呼んできたんだ?過去デイモン・ヒルやジャン・アレジがマクラーレンホンダでデモ走行した事はありますが彼らは(無限)ホンダエンジン搭載マシンに現役時代ドライブしていましたが、ハッキネンにはそういう繋がりはない
あえて言うなら鈴鹿サーキットでタイトルを決めたという接点くらいですか?現役当時は日本での人気は凄まじくロータスからマクラーレンに移籍しアイルトン・セナより予選が速かった時もありましたね
ファン感謝デー当日の土曜日何時もの様に駐車場に向かうと明らかに車の入り方が違う、本日は観客が多くなりそうだという予想は現実のものとなり両日で鈴鹿ファン感謝デー始まって以来の観客動員数を記録したそうです
さてイベントタイムテーブルを眺めていくとGT300、スーパー耐久テストがありここでは主にFIA-GT3マシンが周回を重ねていました
そして今年の鈴鹿ファン感謝デーのオープニングが始まりました、ピット側から今回のイベントに登場するゲストがグランドスタンドへ向けて集まって行きます
ゲスト、現役レーサーたちが揃う中ミカ・ハッキネンのスピーチがあり開会を宣言しました
そこからはアレジ親子によるフェラーリ458チャレンジを使用した対決イベントが始まり息子のジュリアーノ・アレジが現役レーサーとして父と対決
現在ジュリアーノはGP3で戦うフェラーリプログラムの一員ですから確実にステップアップして欲しいですね
ARTAのイベントでは20周年を祝うべくメーカーの枠を超えたレーサーが集結して昔話や色々な裏話を暴露していく展開に
主にお金の話(苦笑)誰が一番お金を使ったか?修理費は?移籍金で動いた?育てた若手から年金をもらう等・・・爆笑トークをしながら
新型ARTA NSX GT対BMW M6 GT3のタイムハンデ戦、鈴木亜久里vs土屋圭市両監督によるデモ走行がありました
そして鈴鹿初登場となる2017レギュレーションのGT500マシン3メーカ揃い踏みではカーボンむき出しの迫力のあるボディを披露
昨年までのボディワークとは違う各メーカーの哲学が間近で堪能することが出来ました
フェラーリF187、フェラーリ248F1のデモ走行の前にミカ・ハッキネンによる2017年のF1トークショーがあり今年の展望を話しました
やはりメルセデスの調子がよさそうです同郷のバルテリ・ボッタスの話も出ていましたよ
この日はF187にはジュリアーノ、248F1にはジャンが乗り込みましたがやっぱりヘルメットのデザインは似ていますね
V6ターボサウンドとV8自然吸気の甲高いサウンドを響かせていました
日曜日には車両を入れ替えてデモ走行をしていました、ジャン曰くHパターンシフトの方が良いそうです
そしてメインの中嶋監督VS星野監督のティレル019対決は残念ながら星野監督の019が本調子ではなく中嶋監督の勝利となりました
日曜日も症状は改善しませんでしたのでデモ走行に切り替わりました
それでもティレル019をドライブする星野監督という珍しいシーンを見る事が出来ましたので次回の対決も楽しみにしておきます