御堂筋ワンダーストリート2015
公道をF1マシンが走る意味とは?
2015年11月29日に大阪のメインストリートでもある御堂筋の1部を閉鎖してF1マシンを走らせるというイベントが開催されました
今回そのイベントに登場したのは2003年のフェラーリF2003-GAと世界3大レース(F1、Le Mans、INDY500)に参戦した現時点で日本人唯一のドライバー大阪出身の中野信治選手
今回のイベントは大阪の中心部でF1を走らせるという難題がありました、日曜日とはいえ大阪の大動脈を封鎖し多数の警備人員を配置し人の流れをコントロールする事が求められます法規的な問題もありおいそれと公道をレーシングマシンが走るという事はそうそうないイベントなのですよ
実は過去大阪市内でF1マシンが走行したことがあります、2009年に大阪城公園内にてレッドブル・ショーカーとしてデビット・クルサード氏がF1を走らせています
この時は公園内というクローズドの空間で3万人を超える人出、今回はF1だけではないにしろイベント全体で45万人という数字も出ています
さて当日中野選手のTwitterで情報を仕入れて真宗大谷派(東本願寺)難波別院 南御堂がフェラーリのF2003-GAピットになるという情報をもとに現地に向かいます
考えたらよくお寺の軒先を借りることができましたよね?トレーラーまで駐車していますし・・・
そして中野選手の到着を待ちました、そこでは気さくにファンと記念撮影、サイン、握手に応じる中野選手の姿が時間が許す限りかなりの数のファンをカバーしていましたよ
エンジンの暖気(ウォームアップ)も始まりここでデモ走行がある御堂筋の本線に向かいました
正直写真撮影はあきらめていましたが運よく最前列を確保・・・これはいけるのか?と思いきや目の前にフェラーリの名車ディーノが3台視界を遮る・・・
この時点でほぼ写真を撮ることをあきらめ動画を撮ることに考えを切りかえました、この時はデモ走行ですからそれほど速度が出るとは思っていませんでしたが現実は・・・・
1時間最前列で待機したものの3往復でまともに撮れたものはなく最後はあきらめて目と耳でフェラーリⅤ10サウンドを楽しみました
ここで今後公道レースを開けることができるのかという問題がありますが、現実的に無理でしょうねまず警察が許さない
設備面、法律面、そして地域住民の理解がない限り開催は不可能、お祭りの太鼓の音ですらクレームを出す時代ですからエンジンサウンドが受け入れられるとは到底思えません
電気自動車レースのフォーミュラEとてストリートコースの設備(防護柵)など開催までの壁がかなり高いです
日本は自動車大国ではありますがモータースポーツ後進国でもあります、野球で考えればわかりやすいのですが1試合5万人を動員する試合が年間何度もあるスポーツと
あの広いサーキットを使って5万人を呼べるモータースポーツイベントが日本にいくつあるか?そう冷静に考えるとマイナーなスポーツなんですよ
「無料」のこうした公道デモ走行での動員数を考えると潜在的な数字はあると思われます
ただチケット代が一般の方には高嶺の花で買い方がわからないのでしょうね、実はコンビニでも買えるのですから・・・