鈴鹿サウンドオブエンジン2015(1)
鈴鹿サウンドオブエンジンは日本のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードになりえるか?
今回のリポートは2015年5月23~24日に開催されたイベント鈴鹿サウンドオブエンジン2015を振り返っていきます
さてこの聞きなれないイベントは実は今回が初開催で2年の準備期間を経て開催された
日本のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを目指すモータースポーツファン待望のイベントとなります
その特徴は目と耳で存分に過去の名車の楽しむ事にあります
今までの鈴鹿ファン感謝デー等ではホンダコレクションホール所有のマシンや個人オーナーの皆様の協力のもとデモ走行を見る事が出来ました
今回は海外からマシンを招集し、日本初公開、初上陸のマシンなどが登場しました
特に目を引いたのはF1マシン、アイルトン・セナのデビューチーム・トールマンからトールマンTG184・ハート
そのトールマンを買収して誕生したベネトンからB189、B190、B193のベネトンフォードの3台
今年のフューチャリングマシンとして88年鈴鹿F1グランプリ優勝マシンのフェラーリF187、ホンダコレクションホールからは第一期最強マシンRA301
その他にもグループC-カーNISSAN R91CP、MAZDA 787B(JSPC仕様)なども登場しまさに耳で楽しむイベントとして開催されます
さて初日の23日土曜日、どのくらいの来場者が来るか予想できなかった私はちょっと早めに動く事にしました
まぁ鈴鹿ファン感謝デーほどの来場者はないと踏んでいたのですが翌日の天気予報では雨・・・初日のうちに撮影できるものは撮影しておきたい気持ちもありました
しかし現実は・・・・早く来る必要なかったなぁ、これは日曜日もほとんど変わりませんでした
気を取り直してサーキットコースに向かうとイベント前からエンジンサウンドが聞こえました、この野太い音は・・・ニッサンR91CPか
フルコースを使ったF1フリープラクティスでは調子の上がらないベネトンB193を除きトールマンTG184、ベネトンB189、B190が精力的に周回を重ねる
後で判った事ですがこの時B193はデフのトラブル、TG184は輸送中にフロントウィングを痛めて突貫作業で修復したそうです
2輪を含めたマシンが続々とアタックしていく中ゲストである2輪の王者ケニー・ロバーツ、エディー・ローソン、ケビン・シュワンツ等もデモ走行に参加この辺りの年代のファンには涙が出るほど嬉しかったでしょうね
ピットウォークでは近くでF1マシンのメンテナンスの様子を見学出来たり当日走行できなかったトヨタのグループCカー、トムス85C-Lなどが手に触れる距離で展示されていました
いや・・・正確にはどういう訳か仕切りをしていなかったので触り放題の様になっていました
これは展示方法としてはどうかなぁ?常識のない連中はマシンを叩いたりタイヤに爪を立てたり無知ゆえの非常識な行動を取っていました、至近距離で見せていただけるのは本当にありがたいけどこの事でオーナーさんの心証を悪くしてしまうと今後の運営に響くと思うのですよ
ちょっと長くなりそうなのでここらで前半は終了、次の更新では写真を中心にアップしていきます