鈴鹿サウンドオブエンジン2016(2)
今年の主役はグループCマシン!
前回に引き続いて鈴鹿サウンドオブエンジン2016のリポートを続けていきます、今回のリポートは今年の主役ともいえるグループCカーにスポットを当てていきます
簡単にグループCとは何かと言いますとレギュレーションが緩くて開発のし甲斐があるカテゴリーで唯一縛るものがあるとするならば「燃費」のみ
その為大排気量からツインターボ、ロータリーエンジンなど個性の有るマシンが登場したカテゴリーだったのですが僅か10年ほどで消滅したカテゴリーでもあります
その中でも強さを発揮したのは耐久王者のポルシェでその他にもトヨタ、マツダ、ニッサン、ジャガー、メルセデスなど世界のメーカーが威信をかけて戦いました
(クリックすると画像が拡大されます)
そんなグループCから今回のイベントに登場したのは、ジャガーXJR-8の2台(1台はXJR-9にアップデートされている)、日産R92CP、ポルシェ962C、クレマーポルシェ962CK6、シェパンポルシェ962LM-002、マーチ83G・シルビアターボC、MCSグッピー、ニッサンNP35、Le Mans24時間優勝の現車のマツダ787BそしてグループCではないもののニッサンスカイラインスーパーシルエットも走行しました、その他にも展示マシンとしてニッサンR90CK、トヨタTS010、GPスクエアには国内仕様のマツダ787B(JSPC)、MX-R01、マツダプロトタイプ2016も登場と華やかなマシンが勢ぞろいしました
(画像は土日両日分を使用しています)
土曜日はあいにくの天気と路面コンディションで走行を取りやめるマシンも多い中ジャガーXJR-8のオーナーがレインタイヤを用意していないのにも拘わらずスリックタイヤでサーキットを周回するというサービスも、現役当時と比べれば出力を抑えているとは思いますがそれでもモンスターマシンを悪コンディションで走らせるのですから大した腕ですよね
その他にも注目するマシンはありました
トヨタ7このマシンは様々なタイプがありました、プリンスR380A1、プリンススカイラインGTという3台には当時の主戦ドライバーであったレジェンド達が登場、皆さんお元気そうで何よりです
ローラT70MK3やポルシェ906も登場し、50周年アニバーサリーのリベンジ撮影も出来ましたので土曜日の首尾としてはまぁまぁでしょうか?
日曜日は天候が回復したのはいいのですがマシンコンディションを崩すマシンが多く登場しなかったマシンもありますが、こればっかりは仕方がない事なんですよね
本当にちょっとした事で走行不可になる時もありますし実際何度もそういう場面に出くわしました、そんな時は気長に次の機会がある事を願いましょう
毎年見れる時もあれば十数年ぶりに再会や一期一会でもう二度と会えないかもしれませんがその時の出会いと記憶を大事にしたいものです
こういったイベントに登場するマシンは特に大事にされているとはいえ2~30年前は当たり前下手をすれば半世紀前のマシンが目の前を走行する訳ですから
さて最後はここで登場しなかったマシンと今回のサウンドオブエンジンの個人的総括をしたいと思います
その3に続く